どうも。もりです。
今回はスペインで通った語学学校についてです。
どんなところだったか、どう感じたかをさらっとまとめようと思います。
授業
クラス
学校の初日は、クラス分けのための面談から始まりました。
スペイン語で「どこ出身ですか」、「いつスペインに来ましたか」という基本的な質問に答える面談でした。
この面談と、申込手続きの際にインターネットで行う文法テストの結果でクラス分けされます。
私は下から2番目のレベルのクラス(A2)で授業を受けることになりました。
形式
最大12人ぐらいの規模のグループ形式と、費用は高くなりますが個別指導もありました。
時間帯(午前・午後)と授業の長さを選択できます。私はAM9:30~PM1:30の4時間のコースでした。
内容
文法学習がメインです。
1週間単位のコースになっているので、「今週は過去時制、次の週は未来時制を勉強する」というようなコース設計になっていました。
文法ルールをある程度理解したら、生徒同士で課題に取り組んだり、会話練習をしたりする「インプット → アウトプット」を繰り返すような指導でした。
参考までに私が通った語学学校のリンクを貼っておきます。
生徒
アメリカ、ブラジル、パキスタン、イタリア、フランス、イギリス、ドイツにルーツを持つ人たちと一緒に勉強しました。
スペインの大学で勉強したいから、スペインで働きたいから、スペインに住むことになったからなど、理由も様々。
中にはスペイン旅行の一環として1週間だけ通う人もいました。
クラスの中で一番仲良くなったのはブラジル人の女の子。
マドリードのクラブでラグビーをしていて、毎回ゴリッゴリの身体で入室する姿は圧巻でした。
彼女のスペイン語は母語(ポルトガル語)の影響をめちゃくちゃ受けたものだったので、何を言ってるのかほぼ理解できませんでした。
ただ、なんか気が合うというか、言葉を超越したところでコミュニケーションをしていたような気がします。
思うこと
生徒の積極性
圧倒されました。
講師が「じゃあこの問題答えてくれる人~」と言うと、率先して手を挙げる人が多い。
席順で生徒が1人ずつ回答する形式で、少しでも考える時間が長くなって詰まると、他の生徒に回答を奪われます。
本気で学んでやろうっていうハングリー精神からなのか、それが学ぶ基本姿勢なのか。
遅考&消極的な私は彼らに回答権を頻繁に刈り取られていました。
みんなのレベル高い
本当に同じレベル?と疑いたくなるぐらい、他の生徒たちは先生の話す内容を理解していました。
授業中はスペイン語以外の言語の使用は禁止されていて、先生の説明はすべてスペイン語。
なので、授業中にちょくちょく行われるミニゲームのルール説明などを私は理解できないことが結構ありました。
ブラジル女の子(毎回隣の席に座ってた)に「今から何すんの?」と質問して、その子の説明も理解できないのがいつものルーティンでした。
そして、みんなスペイン語を話せる。
というか、話す。
現時点で持ってる語彙力と文法を駆使してどうにかして思っていることを伝えてやろうという心意気を感じる。
日本人はミスを恐れすぎて会話に消極的とよく言われていますが、確かに彼らの言語に向き合う姿勢を見ると、ミスを恐れている感は全くしない。
勉強中なんだから当たり前という感じ。
「私たちが間違えても、先生がいるから大丈夫」というブラジル女の子の言葉が印象的でした。
見習うこと多い。
それぞれの得意・不得意
日本の英語教育の賜物なのか弊害なのか、私は文法理解や文字情報の処理に関しては比較的よくできたと思います。
他の生徒たちの中には特定の文法をなかなか理解できない、同じような間違いを何度もする人が結構いました。
ただそんな子たちも、聞き取りや会話練習になったら私を圧倒的に上回る能力を発揮します。
外国の人たちと一緒に勉強して、「理屈っぽい理解の仕方・感覚的な理解の仕方」、「聞く・読む・書く・話す」の能力に得意・不得意があるなぁと改めて実感しました。
他の学習者と勉強するのは楽しい
特にスペイン語に関しては、それまで個人的な活動というか、音声を聞いたりするだけの一方通行な学習スタイルでした。
なので、誰かと一緒に勉強するというだけで楽しかったです。
最初は「うわ、自分の言ったことちゃんと伝わったよ」みたいな、感動を味わいながらの会話でした。
今まで独りで勉強してきたご褒美みたいな感覚です。
対母語話者との会話って、こちらの言葉がある程度それっぽくなっていれば成立することが多いと思います。
日本語を勉強している外国人が単語レベルで何を言っているのかさえわかれば、相手が何を伝えたいのか大体理解できますよね。
一方で相手が自分と同じ学習者だとそうはいきません。
お互いに未熟な言語能力なので、ちゃんと最後まで言い切って、はっきり伝えないと会話が成立しません。
相手または自分が???の時に、お互いに協力してどうにか会話を成立させようとする工夫が楽しかったです。
おわり
総じて、語学学校に通ったのは良い選択だったなと思います。
スペイン語自体の勉強というよりも、色んな人に出会えたことと、他の生徒の言語学習に対する向き合い方を観察できたことが大きな収穫でした。
もう行かなくていいかなとも思うけど。
今回はこんなところです。
次回は、これまで出会った人間の中でトップクラスに狂ってる男の子との共同生活について書きたいと思います。
それでは。
コメント
スタバの新作を試すくらいの感覚で語学学校に通うのはありかなと思いました
最近更新してないけどだいじょうぶですか?